
🐶犬が急に元気がない…考えられる原因5つ
■ はじめに
いつも元気に走り回っているワンちゃんが、ある日突然ぐったりしていたら…飼い主さんとしてはとても心配になりますよね。「たまたま疲れているだけかな?」と思いたくなりますが、実は体調不良のサインかもしれません。
この記事では、犬が急に元気をなくす原因としてよくある5つの理由を紹介します。当てはまる症状がないか、チェックしてみてくださいね。
🐾1. 暑さ・寒さなど「環境によるストレス」
季節の変わり目や、エアコンの効きすぎ・効かなさすぎで体調を崩す犬は多いです。特に日本の夏は湿度が高く、熱中症になりやすいので注意が必要です。
また、引っ越しや家具の配置替え、人の出入りが多いといった「環境の変化」もストレスになります。
✅チェックポイント:
- 呼吸が浅い、舌が赤黒い
- 横になってばかりいる
- 食欲が落ちている
うちの子も、大物家電が立て続けに壊れて連日業者さんが家に来ていた時期に食事を取らなくなることがありました💦
別の部屋にいてもらったのですが、それでもストレスになったようです。
出入りが無くなって数日したら安心したのか、またいつも通りの食いしん坊に戻ってました。
🐾2. ごはんやおやつが合わない・食べすぎた
急に元気がない原因が“食べすぎ”や“食べ慣れない物”の影響というケースもよくあります。特に人間の食べ物を与えた場合は、消化不良や中毒の可能性も。
✅チェックポイント:
- 嘔吐や下痢がある
- お腹を触ると嫌がる
- 排泄の回数や状態が変わった
動物病院勤務時代に、お腹を痛がるといって愛犬を連れてきた飼い主さんがいました。念のためレントゲンを撮ると、なんと!胃の中はフードでパンパン💦
超小型犬にとっては「こんな少しで!?」って思うような量でも多い事がありますよ~。
🐾3. ケガや関節の痛み
元気がないのは「動きたくても痛くて動けない」せいかもしれません。散歩中に捻ったり、段差で足を打ったりと、ケガは意外と日常の中に潜んでいます。
✅チェックポイント:
- 歩き方がおかしい(びっこを引く)
- 抱っこを嫌がる
- 体の一部を触ると怒る・逃げる
昨日は元気だったのに今日は全然動かなくて…とお電話を貰ったことがありました。
お家にお邪魔するといつも駆け回ってる子なのに部屋でうずくまって食事も取らない…
撫でられるのもしっぽ付近は嫌がるこれは!と思い、一緒に病院に行ってみるとヘルニアの症状が出ていました💦
どこが痛い、どこが悪いと口に出せないからこそしっかり見定めないといけないですね!
🐾4. 感染症や病気の初期症状
ウイルス性の感染症や内臓系の病気は、初期は「元気がない」「寝てばかりいる」といったあいまいな症状から始まることが多いです。ワクチン未接種や高齢犬は特に注意。
✅チェックポイント:
- 熱がある(耳や鼻が熱く感じる)
- 食べ物や水をまったく口にしない
- 咳をしている
- 呼吸が早い・浅い・苦しそう
耳の内側など毛のない部分に触れると、熱っぽさの目安になるかもしれません(※正確な判断には体温測定が必要です)
咳に関しては、吐こうとしている仕草に似ているためそれが咳だとわからない飼い主さんがいます。
えずいているのに何も吐いてないときには咳かもしれません!!
🐾5. 心の不調(分離不安・ストレス)
飼い主と離れる時間が増えたり、家族構成が変わったりすると、犬も精神的に不安定になることがあります。実は「メンタルの不調」で元気を失う子も少なくないです。
✅チェックポイント:
- 飼い主の姿が見えなくなると鳴く
- 元気がないのに食欲はある
- 眠ってばかりで反応が鈍い
- 同じ行動を繰り返す
今まで大人しかった子が急に噛むようになった、何度止めさせようとしても肉球を舐めてしまい真っ赤になっている。
こんな相談を受けたときにお話を聞いてみると、どちらの家庭でもお子さんが就職や結婚で家を離れたばかりだということがわかりました!
大好きな飼い主さんが家から居なくなったことにより分離不安や強迫性障害になっていたようです😢いじらしいですね。
お薬と、家に残っている家族がよりかまってあげることにより症状が改善していました!
■ まとめ:様子見は“24時間”が目安
犬が急に元気をなくしたとき、「一日中変わらない」or「悪化している」場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。犬は人間よりも代謝が早く、体調が急変しやすいため、様子見は1日が限度です
飼い主さんにしか気づけない小さな変化が、早期発見のカギになります。普段から「いつもと違うな」と思える観察眼を持っておくことが大切です!